「いやいやえん」に寄せて
2018年 12月 03日
第三回プラチナブロガーコンテストを開催!
「いやいやえん」を知らない人でも「ぐりとぐら」と言うと、「ああ、知ってる」と言うかもしれません。我が家三代にわたっての愛読書「いやいやえん」。
4歳のしげるちゃんが主人公。ちゅーりっぷ保育園に通っていますが、ある日お父さんが買ってくれた真っ赤な自動車のおもちゃが気に入らない。朝から機嫌が悪くて、なんでも「いや」と拒否します。そんなしげるちゃんをお母さんは「いやいやえん」に連れて行ってしまいます。
「いやいやえん」ではいやなことはしなくていい。赤が嫌いなしげるちゃんは、おやつの赤いりんごは食べられません。だって、赤がきらいなんだから。いやだと言ったからお弁当もありません。隣のえむくんはサンドイッチを食べています。きらいなほうれん草をパンの間から引っ張り出して捨てながら。
息子や娘が幼稚園に通っていたころ、食が細くてなかなかお弁当を完食してきません。怪獣の卵と言っておにぎりを振りかけで装飾したり、当時流行っていたアニメの主人公をお弁当に描いてみたり。でも、なんの効果もなくお弁当はそっくりそのまま返ってきました。
そんな時、思い出した方法。母が娘のためにしてくれていた方法。手作りの箱に、小さいサンドイッチを入れるのです。そして一言添えて渡します。「この箱はね、魔法の箱なんだよ!」子どもたちは、自分の似顔絵の描かれた箱を空にして持って帰ってきました。
「パン・スイーツ部門」に応募します。
by hibiemiri
| 2018-12-03 18:25
| パンのある風景